【マーメイドS】ルネイション、格上挑戦も予想外ハンデに“うれしい悲鳴”

 「マーメイドS・G3」(10日、阪神)

 例年、軽ハンデ馬が穴をあける一戦。1000万条件を勝った勢いで臨むルネイションが何とも不気味な存在だ。ハンデは陣営の想定を下回る50キロ。持ち前の瞬発力を武器に重賞タイトル奪取なるか。

 格上挑戦で挑むルネイションが充実一途だ。17年11月の段階で428キロだった馬体重は、半年間の休養を経て挑んだ前走でプラス26キロの454キロに。レースも直線内から抜け出し、着差以上に強い内容だった。栗田徹師は「力をつけてきていますね。以前は、なかなか食べても実にならなかったけど、今は体に幅が出てきた。1週前も動いていたし、いい感じ。やっと思い通りにできるようになってきた」と笑顔をのぞかせる。

 重賞挑戦は16年の京成杯(9着)以来、2度目。「ハンデは52キロくらいだと思い、51キロまでなら池添君に頼んでいた」と師。しかし、発表されたのは思いも寄らぬ50キロ。「恵まれた」と喜ぶ一方で「池添君には“50キロは厳しい”と断られた」と苦笑いを浮かべるが、「乗れるジョッキーは限られているし、何人かは既に考えている」と鞍上はスムーズに決まりそうだ。

 今回は初の関西遠征となるが、「新潟への輸送を経験していますから。その新潟輸送でガタッとくる感じはなかったですからね。そこらへんは大丈夫」と気にしていない。最大の武器は抜群の瞬発力。「最後の脚は引けは取らない」。軽ハンデを存分に生かして一発といきたい。

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