【朝日杯FS】トラスト反撃へ 折り合い欠いた前走の反省生かす

 「朝日杯FS・G1」(18日、阪神)

 02年マイルCSを制したトウカイポイント以来、14年ぶりの“地方出身馬”のJRA・G1制覇へ。中央転厩2戦目を迎えるトラストが、東スポ杯2歳S5着からの巻き返しを誓う。

 マイネル軍団の総帥・岡田繁幸氏の所有馬で、公営・川崎在籍時にJRAの札幌2歳Sを制覇。重賞タイトルを引っさげて、満を持して栗東・中村厩舎に転厩した。

 期待された東スポ杯2歳Sは、序盤に折り合いを欠いた分、ラスト1Fで失速。中村師は「返し馬が不用意。競馬と勘違いしてガーッと行ってしまった。案の定、レースでも一気にスタートを切ってしまった」と主戦の柴田大に厳しい目を向ける。だが、あくまでも前哨戦。本番へ向けて修正点も見つかった。

 反省を踏まえ、この中間は「馬群で折り合いをつける練習をしている。調整は順調」と指揮官。1週前の動きはスムーズ。反撃への準備は着々と進んでいる。汚名返上といきたい柴田大も、10日のチャレンジC(マイネルハニー)で重賞制覇。人馬一体となって、ビッグタイトルをつかんでみせる。

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