【天皇賞】エイシンヒカリは12着に沈む 武豊「きょうは負ける時のヒカリだった」

 「天皇賞(秋)・G1」(30日、東京)

 直線半ば、芦毛の快速馬が馬群に飲み込まれて行く。2番人気のエイシンヒカリは、予想通りに(1)番枠から主導権を奪ったものの、無抵抗のまま12着に沈んだ。

 「昨年はエキサイトしていたが、今年は優等生過ぎたかな。先手を取って折り合いはついたが、直線に入って反応してくれなかった」と武豊は淡々と振り返った。

 このあとは連覇を狙う香港C・香港G1(12月11日・シャティン)で引退。国内ラストランを白星で飾ることはできなかった。さすがの名手も「この馬は難しい。きょうは負ける時のヒカリだった」と無念さをにじませていた。

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