マカヒキ凱旋門賞へ挑戦

 今年のダービー馬マカヒキ(牡3歳、栗東・友道)の凱旋門賞・仏G1(10月2日・シャンティイ)挑戦が9日、発表された。友道師は「きのう(8日)、電話でオーナーに確認しました。先週の金曜に馬を見て、その時点で510キロ(ダービーは502キロ)。来週から乗り始められるし、それも踏まえて行こうと思いました」と説明した。

 現在は福島県のノーザンファーム天栄に放牧中で、7月中には帰栗し、9月に渡仏する予定。師は「1回叩いてと思っています」と話しており、ステップレースはニエル賞・仏G2(9月11日・シャンティイ)が有力だ。フランスでは小林智厩舎を拠点に調教を行う方針で、鞍上は前哨戦から騎乗できる、現地の外国人ジョッキーで調整している。

 その年のダービー馬の凱旋門賞挑戦は、13年キズナ以来。「斤量差もありますしね。今年はシャンティイ競馬場でやれるし、コース形態も合う。より日本馬にチャンスはあると思います」と初の海外遠征にも意欲的。父ディープインパクトと同じ金子オーナーの所有馬が悲願達成を目指す。

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