【マイルCS】アルビアーノ鋭い伸び

 「マイルCS・G1」(22日、京都)

 弾むようなフットワークで濃霧を切り裂いた。関東馬アルビアーノは18日、栗東CWで単走追い。仕掛けられると鋭い伸びを見せ、4F49秒4-36秒6-11秒8をマークした。「霧で道中の動きは確認できなかったが、イメージ通りのことができている」と木村師は納得の表情を浮かべた。

 著しい成長ぶりをアピールした。前走のスワンSでは、あえて先行力を生かすスタイルを封印。中団から末脚を繰り出してVをもぎ取った。柴山いわく「100点に近いレース」。指揮官は「逃げなきゃ行けない馬、とは思っていないので」と得意げに振り返る。

 レース後は栗東に滞在して大舞台に備えた。「最初の1週間はどっしりとできない部分があったが、今は環境を受け入れて、適応していますね。こちらは参加させていただいている立場。謙虚に臨むだけ」とトレーナーは低姿勢だが、史上初の3歳牝馬Vが懸かる一戦に燃えないわけがない。歴史を塗り替えるか、注目だ。

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