「新馬戦」（６日、阪神）

　重賞５勝（全て１２００メートル）のシーイズトウショウを母に持つトウショウジャイロ（牡２歳、栗東・角田）が、土曜阪神６Ｒ（芝１６００メートル）で初陣Ｖを狙う。同厩舎に所属する１歳上の半兄トウショウピストは既に２勝をマーク。角田師は「順調に来ている。乗った感じや見た感じより時計も出ているよ」と評価する。

　３日の最終リハでは母や兄の手綱も取った池添を背に、栗東坂路でカチューシャ（６歳オープン）と併せ馬。降りしきる雨をモノともせず、シャープな脚さばきで１馬身半先着した。４Ｆ５２秒９－３８秒２－１２秒５に鞍上は「あの重馬場でよく動いていると思います。調教通りに走ってくれれば」と力を込める。

　ピストは芝６～７Ｆ戦で勝利を挙げているが、指揮官は「乗った感じは千二の馬じゃない。マイル以上かな。兄と比べてもおっとりしている」と説明。池添も「入厩直後はトモが緩かったけど、やるごとに力がついてきた。いい形で来ていますよ」と感触は上々だ。期待の良血馬が世代の一番星を狙う。