【弥生賞】ベルラップ豪華スパー
「弥生賞・G2」(8日、中山)
京都2歳Sを制したベルラップは4日、栗東CWでゴールドシップと熱のこもった併せ馬。これに一歩も引けを取らずに併入し、成長力を見せつけた。
芦毛の怪物と互角に動いたことで、改めて地力の高さが浮き彫りになった。
ベルラップは僚馬ゴールドシップ(6歳オープン)の胸を借りて栗東CWで併せ馬。グランプリホースを2馬身先導する形でスタート。2頭が馬体を重ねる形で直線へ。そこからG15勝馬の威圧に屈することなく、抜きつ抜かれつの攻防劇。勢いと意地がぶつかり合った結果は併入のままフィニッシュした。
手綱を取った浜中は「2週続けて乗せてもらっていますが、こうやってハードな調教をこなしても元気いっぱい。馬体も大きくなって、たくましくなっていますね」と成長を口にする。6F78秒6-37秒6-13秒1という猛調教にも音を上げない体力をつけた今、クラシックを戦える素材へと変貌してきた。
須貝師は「ゴールドシップと併せることで息をつくりたかった。背丈が伸びてパワーアップしている」とニンマリ。3戦ぶりにコンビを組む鞍上も「G1が楽しみになるようなレースがしたい」と期待を隠さない。皐月賞本番と同じ舞台で重賞連勝を飾り、1冠目当確のベルを鳴らす。