【京都記念】2強を撃破!ラブリー金星

 「京都記念・G2」(15日、京都)

 充実期を迎えた5歳馬がハープスター、キズナの“2強”を撃破した。3番人気ラブリーデイが先行粘り込みを決めて金星をゲット。中山金杯に続く重賞連勝を果たした。2着は4番人気スズカデヴィアス。注目を集めた2番人気キズナは3着、1番人気ハープスターは5着に敗れる波乱の決着となった。

 ハープスターとキズナの2強対決に沸いた京都競馬場が、どよめきで揺れた。ラブリーデイが、2番手から力強い末脚を繰り出し、金星を挙げた。戸崎圭は「先生(池江師)と話をして、この馬の一番いいパフォーマンスをしようと思っていた。いい形になりましたね」と納得の表情だ。

 陣営の作戦勝ちだった。2強との瞬発力勝負では分が悪いと、戦前から先行策を決断。「スタートも出たし、リズム良く運べた」と、鞍上は迷わずパートナーを2番手へ誘導した。「併せてからしっかりと伸びてくれた」。最後の直線では、逃げ込みを図るスズカデヴィアスとの激しいたたき合いを鼻差で制し、外から脚を伸ばしたキズナの追撃も封じ込めた。

 池江師は「今の京都は内が伸びるし、硬い馬場も向いた。戸崎くんの剛腕も利いたね。2頭は意識し合うでしょうし、淡々と(前で)流していく作戦がうまくいきました」とうなずく。

 これで中山金杯に続いて重賞連勝。「ドバイに登録しておけば良かった」と指揮官が苦笑いするほど充実一途の5歳馬は、今後、1度使って天皇賞・春(5月3日・京都)へ。2強撃破の勢いを力に変え、次はG1タイトルをつかみ取る。

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