【根岸S】6歳馬ハリファ重賞初V

 「根岸S・G3」(1日、東京)

 本格化を遂げた6歳馬がG1に殴り込みだ。1番人気のエアハリファが、中団から力強く伸びて重賞初V。フェブラリーS(22日・東京、ダート1600メートル)への優先出走権を獲得した。これで東京コースは5戦3勝、2着2回。無類のコース巧者が実績馬に立ち向かう。後方2番手から追い込んだ2番人気のワイドバッハが2着。初のダート戦で注目された皐月賞馬のロゴタイプは、直線で失速して8着に敗れた。

 返し馬で抜群の気配を感じた三浦は自信とともに臨んだ。「今まで乗ったなかで一番良かった」。上々のスタートを切ったエアハリファを徐々に後方へいざない、4角10番手から展開。“見下ろし”の競馬で豪快に差し切り、人気に応えて初タイトルを獲得した。

 ジョッキーにとってはリベンジの一戦だった。同じく1番人気の支持を受けた武蔵野Sでは、ゴール前でワイドバッハに差されて2着。「今回は落とせない一戦。ホッとしています」という柔らかな言葉とは裏腹に、逆襲へのプランを描いていた。「前走は最後で甘くなりましたから。そこを考えて乗った」。同じ轍(てつ)を踏むことなく、ライバルの反撃を封じた。

 見る側は冷や冷やだったのだろう。「大胆な騎乗だったね。“いいスタートだったのに何で下げるの?”ってね」と角居師は目を丸くする。結果的に好騎乗とたたえられていい内容に、コンビ継続を明言。「あれだけ脚をためて行ければ」と、1F延びる本番でのさらなるパフォーマンス向上に期待を寄せた。

 過去18戦で1番人気は11回。デビュー時から能力は高く評価されていた。放牧を上手に挟みながら成長を促しようやくつかんだタイトル。「毎回(乗るたびに)楽しみなくらい成長する馬なんです」と三浦は言う。自身にとって初の中央G1制覇を狙う若武者と、充実一途の6歳馬。砂の頂上決戦に新たな役者が加わった。

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