【若駒S】駆け上がる良血ブリッジ

 「若駒S」(24日、京都)

 05年に無傷2連勝で圧勝を決めたディープインパクトを筆頭に、数々の名馬がこの一戦での勝利をステップに重賞ウイナーへと羽ばたいた。今年は石坂厩舎の期待馬アダムスブリッジが参戦。ジェンティルドンナが去った厩舎の次代のエースを目指し、クラシックの登竜門に挑む。

 ちょうど10年前に、ディープインパクトが圧勝した舞台。クラシックの登竜門と言える一戦に、今年は石坂厩舎の期待馬アダムスブリッジが参戦する。

 新馬戦は前半5Fの通過が66秒5という超スローペースを差し切り、センスの良さを示した。1度実戦を使って攻めの動きがさらに良化。2週続けて追い切りに騎乗した和田は「めっちゃ良くなっているよ。馬がしっかりしてきたし、走る方に気持ちも向いてきた。順調にクラシックへ行ってほしいね」と期待以上の手応えに声を弾ませた。

 異父兄に11年ラジオNIKKEI杯2歳Sを制したアダムスピークを持ち、全姉は昨年の牝馬クラシック路線に乗ったリラヴァティという厩舎ゆかりの良血。調教役の荻野要助手も「馬の雰囲気はアダムスピークに似ている。兄は頭が高いけど、弟は首を下げて前へ前へと走る。フォームはこちらの方がいいね」と兄以上の素質を感じている。

 昨年の有馬記念などG1で7勝を挙げ、歴史的な名牝となったジェンティルドンナが引退。無傷の2連勝で、石坂厩舎の若きエースとして大舞台を目指していく。

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