【東海S】リッキー新コンビで復権だ

 「東海S・G2」(25日、中京)

 もう一度、ダート界のセンターポジションへ。追試と位置付けた東海Sにコパノリッキーは、武豊との新コンビで臨む。

 昨年はフェブラリーSで優勝。G1初制覇を決めると、その後、かしわ記念、JBCクラシックとタイトルを積み重ねた。ところが、1番人気に支持された2走前のチャンピオンズCは、出遅れたことが響き12着。続く東京大賞典もホッコータルマエの前に2着と涙をのんだ。

 チャンピオンズCと同じ舞台で行われるこの1戦が持つ意味は大きい。絶対王者を目指す上でも、負の記憶は断ち切っておく必要がある。「疲れもなく順調に来ていますよ。2走前は自分の形にならず不完全燃焼でしたし、前走はマークされてしまいましたからね」。送り出す村山師は冷静に分析した上で前を向いた。

 15日に栗東CWで併走追いを消化。18日にも同CWで軽く調整して順調さを伝えた。「1F距離が短くなるのは、プラスでしょう。もまれずにスムーズな競馬ができれば、と思っています」。連覇のかかるフェブラリーS(2月22日・東京)に向けて、存在感をアピールする。

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