【京阪杯】ライコウ 軽快リハ
「京阪杯・G3」(30日、京都)
今年のアイビスSDで重賞初制覇を達成したセイコーライコウが、2つ目の重賞タイトル奪取に燃えている。26日の追い切りは美浦坂路で単走。雨で水分を含み、走りづらい状況で4F58秒8-41秒4-14秒0。時計こそ要したが、軽快なフットワークを披露した。鈴木康師は「時計はかかったものの、動きは問題なかった。前回よりもいい状態だね」と声を弾ませた。
前走のスプリンターズS(7着)の敗因ははっきりとしている。アイビスSD後、放牧先で右前の爪を傷めてしまい、調整に遅れが生じた。さらに美浦へ帰厩後もじんま疹を発症。アクシデント続きでの参戦だった。
「最後の伸びを欠いたのはそのあたりが影響したのだと思う。今回は申し分のない出来で臨める」と前を向く。7歳で本格化したクロフネ産駒が、京都で巻き返しを狙う。