「レディースチャンピオン・Ｇ１」（８月５日開幕、三国）

　昨年のクイーンズクライマックス（賞金女王決定戦）では、２０１０年下関のレディースチャンピオン（女子王座決定戦）以来、２度目のＧ１優出（３着）を果たした鎌倉涼。人気先行の傾向だったが、着実に力をつけているのは間違いない。

　今年は優出８回でＶ２。３月多摩川の是政女王決定戦では２コースから力強くまくり、６月浜名湖のヴィーナスシリーズ第２戦は、カドからコンマ０３のＳを決めてまくり差しをさく裂させた。ともにイン逃げではないことを考えると、どのコースからでもＶを狙えるということ。持ち前の旋回力もさらに磨きがかかっている。

　三国は３節連続優出中と相性抜群。昨年４月のＧ２・ＭＢ大賞は松井繁、中島孝平、井口佳典らと互角に渡り合い、今年５月のＧ３・オールレディースはＳで後手に回りながらも自在に立ち回り、ともに３着と奮闘した。

　今年のクイーンズクライマックスは地元・住之江で、例年以上に気合が入る。現在、女子賞金ランクは４位。念願の大舞台に立つだけでなく、主役として挑むためには何としてもタイトルが欲しいところ。もちろん、勝つ条件は整っている。