ルーラーシップ引退発表…種牡馬入りへ

 ルーラーシップ(牡5歳、栗東・角居)の引退が26日、サンデーレーシングのホームページで発表された。3着に敗れた有馬記念後に、福島県のノーザンファーム天栄へ放牧に出たが、今後について関係者が話し合いを行った結果、種牡馬入りすることが決定した。

 4月には香港のクイーンエリザベス2世CでG1初制覇をかなえたが、復帰初戦の宝塚記念は2着。国内G1制覇を掲げて挑んだ秋のG1・3戦で全て出遅れて3着に敗れ、有馬記念がラストランとなった。

 角居調教師は「香港で勝ったのが一番うれしかった。種馬としての評価はデビュー前から高かった馬。何とかG1を勝たせたいと思っていましたが、国内で獲れなかったのが残念です。子どもにG1を勝ってほしい」とコメントした。

 父はG1・2勝で種牡馬としても成功を収めているキングカメハメハ。母のエアグルーヴから日本を代表する一流の血を受け継ぎ、サンデーサイレンス産駒の牝馬とも交配できることからも、種牡馬としての成功が期待される。

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