伊の名手デットーリが薬物陽性反応

 世界的な名手ランフランコ・デットーリ騎手(41)=イタリア=が、9月16日にロンシャン競馬場で騎乗後に受けた禁止薬物検査で陽性反応を示していたことが13日、明らかになった。フランスの競馬統括機関フランスギャロから来週中に聴聞を受ける予定となっている。

 陽性反応を示した当日は凱旋門賞の前哨戦フォワ賞が行われた日で、ジョシュアツリーに騎乗してオルフェーヴルの3着だった。先日、94年から18年間結んでいた世界的な馬主グループのゴドルフィンとの専属契約を今年いっぱいで解消することを発表したばかり。世界を股にかけ活躍し、日本でもジャパンC3勝などを挙げるカリスマだけに、今後の事態の推移が注目される。なお、同騎手は93年にコカイン所持が判明したことがある。

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