在日朝鮮人女性の生涯を一人芝居にした「身世打鈴」で知られた女優の新屋英子(しんや・えいこ、本名鶉野英子=うずの・えいこ)さんが2日午前5時40分、心不全のため大阪府富田林市内の病院で死去していたことが10日、分かった。87歳。大阪市出身。葬儀・告別式は近親者で済ませた。後日、しのぶ会を開く。
関係者によると、3月下旬に肺炎を発症し入院していたという。
大阪の劇団「関西芸術座」の創立メンバーで、「身世打鈴」を2000回以上上演するなど、3000回を超える一人芝居を演じた。NHK連続テレビ小説「やんちゃくれ」、映画「学校」などにも出演した。