【The LDH Times】EXILE TAKAHIRO“フルスロットル”宣言 人生のほぼ半分がEXILE

 EXILE TAKAHIRO(39)が、30代ラストを“フルスロットル”で駆け抜ける。全国6都市11公演のZepp&ホールツアー「EXILE TAKAHIRO LIVE TOUR 2024“FULL THROTTLE”」が4月17日に開幕する。ソロツアーは自身2度目。昨年6月からソロ活動10周年に突入しており、今年12月に40歳を迎える。デビュー当時は弱冠21歳。不惑を前にエンジンを再始動させ、新たな景色を探す旅に出る。

  ◇  ◇

 -今回のツアーコンセプトは。開幕を控えて。

 「Zeppを回ったことがほぼなくて、新たなアプローチというよりは“ライブ感”をお届けしたいなとイメージが湧いた。セットリストは思い切ってTHEバラードはなしで、とにかく皆さんと一緒になって盛り上がれるようにした。ソロの新曲はもちろん準備していますし、長らくお届けしていない“懐かしソング”ではないですけど、そういう曲も準備しているので、長く応援してくださっている方々も、エモさを感じていただきながら、ライブ感のある楽曲を近くでお届けできる」

 -ツアータイトルに“気合”がにじんでいる。

 「昨年いろんなステージに立たせてもらい、これまで関わったことがないような一流の方々と肩を並べてやらせてもらった中で、これまでなかなかない学びがあった。ソロ活動のヤマ場である10周年ということもあり、すごく充実した年になったけど、まだパワーがあり余ってる感じがしてる。自分の中でもまだまだいけるという感じがする。今後の活動をイメージした時にソロにこれだけ注力できるタイミングは、去年と今年ぐらいなのかなと。これで終わりというわけではないけど、次を考えた時に思い残すことのない1、2年にしようと。そういう意味でも“フルスロットル”です」

 -ソロ10周年に突入し、これまでを振り返って。

 「長い道歩いてきてるなという感覚。自分も改めて“EXILEファン”なんだなと感じている。ファンの集いじゃないですけど、僕も“ファン”として会場に集って、曲を通じて『あの頃はこうだったね』と感じることがある。EXILEの魅力を再確認できた年でもあった。自分としてはまだまだEXILEを輝かせていく必要、責任があるなと勝手ながら使命を感じています」

 -デビュー時は21歳。今年はもう40歳となる。

 「めちゃめちゃ早いですね。ほぼ人生の半分をEXILEとして過ごしている。自分的に満足できる自分であったかというとそうでもない感じがしている。EXILEをかみしめながら楽しめているのは、本当にここ数年。毎回慣れることはなくて、ステージに立つ度に新鮮な気持ちです。ただ昔よりは余裕が出て、ファンの皆さんの顔が見られるようになった。ファンの方のありがたみが身に染みてきている。人生あっという間で後悔しちゃダメだなと思って。縮こまってしまうくらいなら動いた方が良い。元々出し惜しみできない性格ではある。今後もやれることは全力で“フルスロットル”でやりたい」

 -40歳までにプライベートで挑戦したいことは。

 「できるかどうか分からないですけど、フルマラソンを走ってみたい。1回でも完走してみたいなと。よくジョギングはするけど、せいぜい10キロ程度。42・195キロいけるのかな(笑)。そういえば、去年初めて富士山に登ったんです。ずっと登ってみたいと思っていたけど、行動になかなか移せなくて、そんな自分が嫌で。後悔したくないなと思って、去年行ったんですよ。見える景色もすごく達成感があり、こういう気持ちになるんだと。フルマラソンはテレビ越しに見ていたけど、やると変わるんだろうなという気がしている」

 ◇EXILE TAKAHIRO(えぐざいる たかひろ)1984年12月8日生まれ、長崎県出身。身長180センチ。06年に「VOCAL BATTLE AUDITION」で約1万人の中から新ボーカルに選ばれ、EXILEに加入した。12年にGLAYのHISASHIらと四人組ロックバンド・ACE OF SPADESを結成。13年6月にソロデビューし、14年に「戦力外捜査官」(日本テレビ系)で俳優デビューした。血液型O。

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