感染症学者、ロッキン中止にデルタ株脅威挙げる イベントは「止めて欲しいのが本音」

 日本医科大特任教授の北村義浩氏が8日、TBS系「ひるおび!」で、茨城県医師会の要請で夏フェスの「ROCK IN JAPAN FESTIVAL2021」が中止になったことに、デルタ株の脅威がはっきりしないことから、「大規模な人を集めるようなことは是非止めて欲しいというのが本当の本音」と語った。

 番組では茨城県医師会の要請で「ROCK-」が中止になったことを取り上げた。茨城県医師会側は「感染拡大状況に応じて開催の中止または延期を検討すること」「仮に開催する場合であっても、更なる入場制限措置等を講じるとともに、観客の会場外での行動を含む感染防止対策に万全を期すこと」の2点を要請。主催者側は「要請に十全に応えることは出来ない」とし、「中止以外の選択肢はありませんでした」と無念さをにじませ中止を発表していた。

 これに感染症学者である北村氏は「(会場では)マスクをしましょう、距離をとりましょうである種のシェルター。その中にはウイルスが入り込まないように見えるが、そこに行くまでに皆さん、全国から集まることもあるし、近隣で飲食される場合もある」とコメント。

 そして「我々、感染症学者がとにかく怖がっているのは、デルタ株が得体がしれない、全然研究成果が上がってこないんですね。デルタ株がどのくらいたちが悪いかっていうのが分からない中で、大規模な人を集めるようなことは是非止めて欲しいというのが本当の本音」とも語っていた。

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