ハリセンボンの近藤春菜が６日、日本テレビ系「スッキリ」で、ＬＧＢＴばかりになると足立区が滅びるなどと発言した白石正輝区議について「普通、普通、普通と言ってましたが何が普通なの？」と疑問を呈した。

　番組では９月２５日の区議会定例会で「（レズとゲイが）足立区に広まったら足立区は滅んでしまう」などと発言した白石区議に阿部祐二リポーターが直撃。白石区議はそのインタビューの中でもＬＧＢＴに関する教育も尊重するが、同時に出産、子育ての大切さも教えるべきとし「子供を産んで育てる、普通の結婚をして子供を産んで育てることがいかに人間にとって大切か、このことを子供達に教えないと」とも語っていた。

　また阿部リポーターはＬＧＢＴが少子化に繋がっているように聞こえたと言うも、白石区議は「それは一切言っていない。差別や蔑視する考え方は全くない」とコメント。だが区議会での発言の訂正は「今は訂正する考えはない。自分の気持ちの中で間違っているとは思わない」と語った。

　これに春菜は「白石区議が、普通、普通、普通と言われてましたが、普通ってなんなの？」と疑問を呈し「普通と言われて、私は普通じゃないと感じてしまって心が傷ついてしまう方もたくさんいらっしゃる」と指摘。

　そして「人と人が一緒に生きていくのに必要なのは愛であって、性別とか関係なく互いに愛を持っているかどうか」ともコメント。「ＬＧＢＴＱの方で愛を持って子供を育てる方もいらっしゃる。この世に産まれた命、どう愛を持って育てていくかを考えるべき」と強く訴えていた。