小沢一郎氏、麻生副総理の改憲発言に「ナチスの手口は確実に浸透している」

 国民民主党の小沢一郎衆院議員が9日、公式ツイッターを更新。自民党の麻生太郎副総理兼財務相が8日に北九州市で行われた同党参院議員パーティーで「憲法改正こそ画竜点睛」と、現政権での実現を果たすと決意表明した報道を引用し、「『ナチスの手口』は確実に浸透している」と危機感を示した。

 小沢氏は「『憲法改正はナチスの手口に学べ』などと言う人物がまだ副総理をやり、このような発言を行っていること自体異常。『正義』をかなぐり捨て総理にだけ奉仕する官僚群を見れば、今や『ナチスの手口』は確実に浸透している」と、麻生氏がかつて物議をかもした発言に照らし合わせながら問題点を指摘した。

 麻生氏は8日に「憲法改正を含め、強い政権の間に実行しなければならない話がたまっている。きっちりと進めないと、画竜点睛を欠くことになる」と発言した。この「画竜点睛」とは中国の故事に由来する熟語で、物事を完成させるための最後の仕上げという意味。つまり、2021年9月まである安倍晋三首相の党総裁任期中に憲法改正を実現させるということを指す。

 小沢氏は「国をぶち壊す凶悪な龍に『点睛』が入る前に何としても止めないと、国が破滅する」と、現政権での改憲を断固阻止する構えを示した。

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