神戸市立東須磨小の教諭４人が、同僚教員４人に対し激辛カレーを使ったいじめや、暴力行為などに及んでいた問題で、同校の仁王（におう）美貴校長（５５）が９日、神戸市役所で会見した。涙を流し隠蔽意図は否定したが、加害側の反省の弁をうのみにし、市教委への報告を行わなかったと釈明した。

　現在、神戸市教委には抗議などが殺到し、カウント不能の状態という。４日に行われた東須磨小の保護者会では、「加害教員が他の学校で教壇に立つことは許されるのか」などの意見が出たという。市教委は「資質を欠いている。東須磨小以外でも登壇できないだろう」とした。

　仁王校長によると、無理やり激辛カレーを食べさせる動画を見て、ショックを受け大泣きする児童もいるという。同校の給食からカレーを外すことも検討するとした。