「松本興業」松ちゃん兄が設立へ 「笑い」ではなく「泣き」を売りに

 ダウンタウンの松本人志(55)の実兄で、シンガーソングライターの松本隆博(58)が、自称「泣きの総合商社」である「松本興業」を立ち上げることが31日、分かった。「涙活」発案者との共同代表というスタイルで、「笑い」を専門とする吉本興業とは一線を画し、新会社は「泣き」を売りに。漫才の頂上決戦である「M-1グランプリ」に対抗し、「N(泣き)-1ぐらんぷり」の開催をもくろんでいる。

 日本中を驚かせた松っちゃんの構想が、兄の手によって“実現”する。松本人志は7月20日、吉本興業の大崎洋会長(66)、岡本昭彦社長(52)と、同社東京本部で会談。に対し、スキャンダルなどで処分を受けた後輩らを救済するために、同社内に新たな部署「松本興業」を作ってほしいと要望していた。

 翌21日のフジテレビ系「ワイドナショー」では、「そこでやらかした子やイエローカードの子を引き取るから、“保証人”じゃないけど、生かしたってくれって」と発言。これに対し、岡本社長も22日に開いた会見で検討課題とする方針を示していた。

 だが吉本に先駆け、松本の兄・隆博が「松本興業」を設立させることになった。家族の絆や感謝の大切さを歌ってきた隆博は、涙で気持ちをデトックスする「涙活」の発案者・寺井広樹氏(39)と出会い、意気投合。「もっと組織を整え、『泣きのエンターテインメント』を極めよう」と、寺井氏を共同代表とした設立に至った。

 折しも、反社会的勢力からの金銭授受に端を発した吉本興業の「お家騒動」が世間の話題をさらっていたころ。「社名の案は最初からあったけど、これしかない!」と即決したが、人志にはまだ伝えていないという。

 “所属タレント”には「涙ソムリエ」や泣ける話に特化した人情噺家「泣語家(なくごか)」、涙の紙芝居師らが名を連ねる。顧問には名曲「会いたい」を歌った「泣き歌の女王」こと沢田知可子(56)を迎え、泣ける話芸の決定戦「N-1ぐらんぷり」の開催も模索。隆博は「笑いより泣きの方が向いていると薄々感じている芸人さんにはぜひ、うちに来てほしい。すべて『光営業』です!儲けは少ないですが…」と話した。

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