オウム真理教の麻原彰晃こと、松本智津夫死刑囚の死刑が６日、執行されたことで、テレビ各局の朝のワイドショーでは、突然のニュースの対応に追われた。

　ＮＨＫは「あさイチ」のプレミアムトーク途中でニュースに切り替わり、そのまま「あさイチ」は休止となった。

　日本テレビ系「スッキリ」は午前８時４１分に、法務省が死刑執行の手続きを開始したと速報テロップを流した。タイの洞窟に閉じ込められた少年達の話題を放送していたが、すぐに水卜麻美アナがニュースを読み上げ、何度も繰り返した。４４分に報道フロアに切り替わり、そのまま死刑執行関連のニュースを続けた。

　ＴＢＳ系「ビビット」では、８時４７分に速報テロップが流れ、赤荻歩アナウンサーが「死刑執行」と速報を伝えた。その後、前社会部長をスタジオに呼び、ビビットのスタジオからニュースを伝えたが、９時から報道フロアに切り替わり、１５分からは別スタジオから藤森祥平アナウンサーとオウム事件を取材してきた竹内明記者が事件を伝え、ビビット終了後も報道特別番組として死刑執行のニュースを伝えた。

　フジテレビ系「とくダネ！」では８時４５分に「死刑執行の手続き開始」のテロップが流れ、伊藤利尋アナウンサーがニュースを読み上げた。その後報道センターに切り替わったが、８時５４分に再び「とくダネ！」スタジオに戻り、社会部デスクの平松秀敏氏を迎え、報道フロアと交互にニュースを伝えた。

　テレビ朝日もサッカーの話題の最中にテロップが流れ、羽鳥慎一アナウンサーが「松本智津夫死刑囚、死刑執行です」と伝え、金曜レギュラーの長嶋一茂も「え？いきなりですね」と驚きの声。そのままスタジオからニュースを届け、通常終了時間の９時５５分を過ぎても、番組を続けてニュースを伝えた。