坂東巳之助、歯ぐきネタに「うるせえよっ」 新春浅草歌舞伎

鏡開きを行った中村隼人(左)と坂東巳之助=東京・浅草公会堂
鏡開きを行った(左から)中村梅丸、中村隼人、坂東巳之助、尾上松也、中村壱太郎、中村錦之助=東京・浅草公会堂
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 歌舞伎俳優の坂東巳之助(27)が2日、東京・浅草公会堂で行われた「新春浅草歌舞伎」(26日千秋楽)初日鏡開きに出席し、歯ぐきを“いじった”後輩の中村隼人(23)を一喝した。

 「浅草歌舞伎」は若手が中心となって行われる公演。巳之助は、普段は年長の先輩に囲まれることが多いが、同世代以下のメンバーがほとんどだけに、鏡開きもリラックスムードだった。記念撮影でカメラマンから「もっと笑顔で」とリクエストされると、「こんなに笑ってるのに」と笑いを誘った。

 さらにカメラマンが「もう少し歯を見せて」とリクエストすると、隼人が「歯ぐき、歯ぐき」とツッコミを入れた。やや歯ぐきが目立つ顔立ちの巳之助は思わず「うるせえよっ」。若者同士ならではのやりとりに、共演者らもリアルな笑顔を見せていた。

 同公演は2部制で、第1部では「義経千本桜」の「吉野山」、第2部では「御存 鈴ケ森」などが上演される。3年連続での「浅草歌舞伎」出演となる尾上松也(31)は「歌舞伎界は、お正月に2座で襲名公演を行い、華やかな空気に包まれています。その空気に乗っかりまして浅草の街、そして浅草歌舞伎を盛り上げたいと思います」とあいさつし、集まった浅草の人々を喜ばせた。

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