１日に放送されたテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー　新春特大スペシャル」が、歌舞伎俳優の市川海老蔵に羽鳥慎一アナが行ったインタビューの模様を放送した。闘病中の妻、小林麻央や、２人の子供との暮らしを語る中、「みんなでお正月を迎えられることが一番」と日常で感じられる幸せを求めていた。

　ここ３年ほどの正月は、海老蔵の成田屋の正月行事に麻央は健康上の理由で参加できていなかったという。周囲の人々にも「風邪をひいて調子が悪い」と説明していたが、昨年６月に乳がんを公表。「みんな（毎年の正月に）『うん？』って思ってたでしょうけど、なるほどなということですよね」と振り返った。

　実は８月には、麻央の療養のため、ハワイで過ごす計画があったというが、「ホテルも全部押さえてたんですけど、そうもいかないと。体調がね」と、状況がそれを許さなかった。オフを取った海老蔵は「日本でひたすら共に過ごし。病院に行ったり。私も１日…。格好つけるわけじゃないけど、５件ぐらいセカンドオピニオン的なものを見つけて」と駆け回り、自分たちにあう治療方針の病院を見つけた。

　１２月に入ると、麻央のブログ更新が滞ることも出てきた。「つらいらしくて…。つらくないから更新するわけでもないんですけど」と妻を慮った海老蔵は、「みんなでお正月を迎えられることが一番。何事もないことの幸せをね。なんでもないことに幸せがあることをかみしめられる正月に、元旦にしたい」とささやかな幸せを得られることを願っていた。

　海老蔵は２月に六本木歌舞伎第二弾「座頭市」（４日～２０日）の主演を務める。