歌手でモデルの土屋アンナ（３２）が稽古に参加しなかったため、舞台が中止に追い込まれたとして、約３０００万円の損害賠償を求め提訴している演出家の甲斐智陽氏（６５）が１４日、土屋が妊娠と新恋人の一般男性との再々婚の意思を明らかにしたことについて「（結婚は）３度目の正直で幸せになってほしいよね」と祝福した。

　この日は、東京高裁で行われた和解協議後に取材に応じた。約１時間に及ぶ話し合いではこれまで通り双方の主張を突き合わせ、最後に裁判所が和解案を提示したという。

　甲斐氏の代理人は「持ち帰って合意できるか検討する」とコメント。甲斐氏は「もう妥協はできない。和解は難しいんじゃないの？」と語った。次回の協議で合意しなければ、判決をあおぐことになる予定。