SMAP紅白出演は「気持ちが大事」 NHK総局長が私見

 NHKが21日、定例の放送総局長会見を開いた。年内で解散するSMAPの「紅白歌合戦」出演について、木田幸紀放送総局長が質問を受けた。

 SMAPの紅白出演を希望するかという問いに、「どの方もそうなんですけど、出場を楽しんでもらいたいというか、自分の力を思い切り出してもらう、悔いのない心残りのない気持ちでパフォーマンスを見ている方の我々も年の終わりに『いろいろあったけど今年はこれで締めくくるぞ』という感動につながると思う」と答え、「出場される方の気持ちが大事かなと思います」と当人たちの思いを尊重した。

 籾井会長が直接出演交渉に当たることに前向きな姿勢を見せていたが、「会長が『おれが行く』と言ったら止めることはしませんけど…」と苦笑い。放送総局長の様な立場の人間が交渉にあたるよりも、「現場の日頃からの信頼関係の積み重ねで話していただくのが一番いいかなと思っております」と現場スタッフに任せる考えを示した。

 現場スタッフは「先日テーマが発表されたということで、そこへ向かって内容や出演者は調整をしているところです。具体的なオファーをしていることはございません」と説明した。

 8日には定例の会長会見で籾井会長が「当然のことながら出てもらいたいと思っております」と紅白へのSMAP出演を熱望。自身が交渉役を買って出ることにも前向きで、「ファンに対するお礼を考えておられると思います。そういう場を私としてはNHKの紅白に出ることでやっていただければ大変幸せ」などと語っていた。

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