宝塚歌劇団星組新人公演 初主演の天華、大粒の涙ポロリ「満開です!」

 宝塚歌劇団星組新進スター天華えまが新人公演初主演となる「桜華に舞え」が13日、兵庫・宝塚大劇場で行われた。天華は初舞台から5年目。星組トップスター北翔海莉の退団作品で主演を射止め、西南戦争に散った桐野利秋を情感たっぷりに120%の力で演じきった。

 「桐野は0か100の人。喜怒哀楽がハッキリしてる。息切れした自分にコノヤロー!です」と反省を口にしながらも、演じきった満足感から涙をポロポロこぼした。「精一杯、桐野を生きることができた。最後もすごくすがすがしかった」と振り返った。

 主演が決まったときに、北翔から「やったね!」とハイタッチしてもらったことが、今公演の支えとなった。「くじけそうなとき、大きな不安に襲われたとき、誰かが支えてくれた。こんな愛情のある場所は他にありません!」と涙をぬぐっていた。

 終演後のあいさつでも涙、涙、涙。「考えてきたあいさつじゃなくて、自分の思っていることを伝えた方がいいよとみんなに舞台袖で言われたんで…もうグチャグチャでした」と恥ずかしそうに振り返った。

 だが、そんな等身大の飾らない姿に、会場からは温かい拍手と笑いが送られた。天華もその拍手に応えるように「桐野は義と真心と勇気と愛情を持った人。私もこれから義と真心と勇気と愛情を持って精進していきます!」と宣言した。

 また大谷吹優を演じた小桜ほのかも初ヒロイン。「お稽古場ではわからなかったものが、舞台で感じることができました」と笑顔。トップ娘役の妃海風も北翔と共に退団するが「妃海さんからは娘役のあり方、寄り添うということを学ばせていただいた」と感謝した。

 初主演となった2人だが、出来栄えについては「タイトル通り満開です!桜は舞ってます!」と声をそろえ笑顔を見せていた。

 東京の新人公演は11月10日に行われる。

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