市川月乃助、襲名準備で超多忙も五輪チェックは欠かさず

 今年1月に劇団新派に入団し、9月に二代目喜多村緑郎を襲名する俳優の市川月乃助(47)が10日、初代・喜多村緑郎が眠る東京・雑司ケ谷霊園を訪ねた。

 緑のネクタイを締めた月乃助は今回で5度目のお墓参りとなり、「どうか、こののちもお見守り下さい」と祈りを捧げた。二代目として「新派の精神をつがせていただく気持ち。その中で、二代目・喜多村緑郎ができてくるようにしなければ」と決意を新たにした。

 襲名を最初に相談したのは、妻で元宝塚歌劇団宙組トップスターで女優の貴城けい(42)だった。月乃助は「反対されるかと思いましたが、『いいことなのではないか』と後押ししてくれた。師匠(市川猿翁)も寂しい顔をなさるかと思いましたが、『ブラボーだ』とOKサインを出して下さった。妻も師匠も背中を後押ししてくれたので心強い限り」と経緯を明かしながら、支えに感謝した。

 今年6月の「六月新派特別公演」千秋楽以降、襲名に向けたあいさつや準備と多忙を極めた。これまで、五輪や高校野球の開会式を生で見てきたというが、「いつの間にか開会式が終わっていた」と苦笑い。「思い出に残る夏」と振り返った。

 多忙な中でもリオ五輪の結果はチェックしている。五輪4連覇を狙うレスリング女子53キロ級の吉田沙保里(33)などに金メダルの期待が大きくかかることに、「自分は喜多村先生のお名前を次ぐ。(吉田ら選手は)国を背負ってですが、プレッシャーは大変。人ごととは思えない。あんまりプレッシャーをかけないで欲しいな」と呼びかけていた。

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