五代さま “ラストウイーク”に突入
NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」で大ブレーク中の、俳優ディーン・フジオカ(35)演じる元薩摩藩士・五代友厚が、22日放送分で最期を迎える。
18日から、ドラマは五代さま“ラストウイーク”に突入。五代が病をひた隠していることが描かれ、ファンの悲鳴が殺到している。五代中心に物語が進行していった前編(11~16日)の週間平均視聴率は23・3%の高数字を記録。今後も「五代さまロス」の拡大は必至だ。(数字は関東地区・ビデオリサーチ調べ)
「もし私が死んでも、私が作った大阪は残ります」-。18日放送のラスト。大阪商工会議所会頭の五代が、ヒロイン・あさ(波瑠)に意味深な言葉を投げかけ、ついに“五代死す”へのカウントダウンが始まった。
NHKは7日に、視聴者から大反響が寄せられている五代が、史実どおり病に倒れ、22日放送回で最期を迎えることを公表。11日からは異例の2週連続で“五代ラストシリーズ”が始まったが、前編の週間平均視聴率は23・3%という高い数字を記録。五代人気を証明するような結果となった。
前編の最後では、五代が行き付けの店で倒れながらも、「このことはご内密に」と、自身の身に起こっている深刻な変化を、あさなど周囲に漏らさないよう、言い含める場面が放送された。これにツイッターなどでは「ついにフラグが立った…」「五代さま、死なないで」「五代さまロスが怖い」と“退場”を惜しむ声が殺到。「五代死す」が公表された直後の延命嘆願に続く事態となっている。
朝ドラ初の幕末スタートとなった今作は、土方歳三(山本耕史)、福沢諭吉(武田鉄矢)ら歴史上の実在人物が登場して話題となったが、特にヒロインが幼少時代に出会い、実業家の師となる五代は、甘いマスクと誠実な人柄が好評で、「五代さま」として人気が爆発。
例年、朝ドラは年末年始の放送休み明けは、数字が下降するとの分析もあるが、今作は年明け以降も好調をキープ。五代がラストを迎える22日に向けて、さらに反響は高まりそうだ。
