佐野氏 今度は“センス”疑われた!?
撤回された2020年東京五輪の公式エンブレムの制作者佐野研二郎氏がデザインし、扇子製造販売「京扇堂」(京都市下京区)のブログに掲載されたポスター案が、秋田県横手市で開催されたイベントチラシと酷似しているとの指摘がインターネット上で相次ぎ、京扇堂が削除を決めたことが3日、分かった。
似ていると指摘されているのは、横手駅前商店街振興組合主催のイベント「団扇(うちわ)展」のチラシで、2012年5月にホームページなどで公開されていた。「涼」の字の「口」部分がうちわになっていた。
佐野氏のポスター案は同月24日発売の雑誌で発表されたもので、うちわではなく扇子がデザインされていた。
京扇堂によると数日前からブログにアクセスが殺到して閲覧がしにくくなったため、削除を決めたという。担当者は「そっくりで驚いている」と話し、横手市の商店街振興組合も「色使いやデザインが似ていた」とコメントした。