大竹しのぶ「後妻業」さんまのネタ危惧

映画「後妻業」の撮影に臨んでいる(右から)豊川悦司、大竹しのぶ、鶴橋康夫監督
映画「後妻業」のロケ取材会を開いた大竹しのぶ(左)と豊川悦司=大阪市内
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 女優・大竹しのぶ(58)と俳優・豊川悦司(53)が、このほど映画「後妻業」(2016年公開)の撮影が行われている大阪市内で、取材会を開いた。

 実際の事件との酷似性が話題となった、直木賞作家・黒川博行氏の同名小説が原作。

 映画は全てのセリフが大阪弁で、東京出身の大竹は「大阪弁は『ド』と『レ』の間に音階が3つぐらいあるので、譜面の様な感じで覚えています。関西弁を話す人と暮らしていたけど、大阪弁は難しいです」と元夫の明石家さんま(60)を引き合いにニヤリ。ただ、方言の発音は大阪出身の豊川に相談しているといい「さんまさんは奈良県出身なので、大阪弁の方言指導は頼みません」とおどけていた。

 役柄が、資産家の老人たちと遺産目的で結婚し、不可解な死別を繰り返す“悪女”とあって「私がこういう役をするのを(さんまが)喜ぶんじゃないですか。『殺されなくて、よかった』とか言ってるのが想像できます」と映画の公開後に格好のネタにされるであろうことも予測して、笑いを誘っていた。

 原作小説は、昨年の発表直後に、京都で明るみに出た連続不審死事件と手口が酷似していると話題に。大竹は「原作よりもコメディっぽい所もあり、豊川さんとのコンビも笑えるところがありますね。難しさもありますが、(主人公の)小夜子の抱える寂しさを表現できたらと思います」と話した。

 主人公と結託する結婚相談所の所長を演じる豊川は、女性に騙されて遺産を奪われる男性について「分かる気がします。孤独は人間にとって一番きついので、そのために大きな代償を人は払うのかもしれませんね」と語っていた。

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