大橋巨泉 「日本にとって大マイナス」

 タレントで俳優の愛川欽也(あいかわ・きんや、本名・井川敏明=いかわ・としあき)さんが15日午前5時11分、肺がんのため都内の自宅で死去していたことが17日、分かった。80歳だった。

 共に、人気深夜番組「11PM」の司会を務めたタレントの大橋巨泉(81)は直筆の哀悼文を発表し、「突然の訃報に接して、ショックで落ち込んでいる。昭和9年会のメンバーだが、ボクより3カ月若かったから」と、盟友をしのんだ。

 戦時中に疎開も経験した愛川さんは、権力におもねることなく、反戦、反原発を訴える硬派な一面も持ち合わせていた。巨泉は「菅原文太さんに続いて、平和と憲法を守る決意をもった著名人が他界した事は、日本にとって大マイナスである。ボクも簡単には死ねないなと考えている」と、志を引き継ぐ覚悟を示した。

 爆笑問題の太田光(49)は、愛川さんが自身の戦争体験を踏まえ、「『僕らの世代は信じていたものが180度変わってしまった。君たちは当たり前だと思うことに疑いを持って生きてほしい』と言われのを覚えています。尊敬してます」と明かした。

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