日本エレキテル連合 一発屋じゃダメよ

 今年の世相を反映した言葉を決める「2014年ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞が1日、お笑いコンビ・日本エレキテル連合の「ダメよ~ダメダメ」、政治の世界で焦点となった「集団的自衛権」に決まった。昨年の史上最多4語から今年は2語が年間大賞に。流行語大賞を受賞した芸人は翌年に失速するというジンクスがあるが、都内で行われた表彰式で日本エレキテル連合は縁起の悪い賞にしては、「ダメよ~ダメダメ」とジンクス打破を宣言した。

 “本命”の年間大賞受賞に会場から拍手と歓声が沸き起こった。

 日本エレキテル連合は「ダメよ-」が決めぜりふのコント「未亡人朱美ちゃんシリーズ」で演じている中年男性キャラの細貝さん(中野聡子=31=)、朱美ちゃん(橋本小雪=30=)の格好で登場。中野は「お笑い芸人が取るということは明るい話題。いい1年だった」と喜んだ。

 栄えある賞を受けた2人は流行語年間大賞を受賞したお笑い芸人に待ち受けるジンクスに挑む。2003年受賞「なんでだろ~」のテツandトモ、08年受賞「グ~!」のエド・はるみ、12年受賞「ワイルドだろぉ」のスギちゃんは、当時に比べ失速気味だ。

 中野が、「ジンクスは私たちの代で断ち切る。夢のない賞になってしまっては」とぶちあげると、橋本が「ダメよ~ダメダメ」と来年の活躍を宣言。最近はネタの乱発に「うんざりしている」と語る中野だが、「来年、はやらせるやつも用意している」と年間大賞連覇にも色気を見せていた。

 所属事務所の先輩・爆笑問題の太田光(49)にも完勝だ。太田は流行語大賞受賞を目指し、毎年ネタを考えているが鳴かず飛ばず。中野は「後輩があっさり取った」と胸を張る。最近では太田が「ダメよ-」を作ったのは自分と吹聴しているが、中野は「オリジナルです。太田光がうそをついてます」と反論も忘れなかった。

 一発屋となるか賞を弾みにさらに輝きを放つか-。「これで成仏?」と冗談交じりに問われた中野は、「永久に不滅ですよ」と切り返した。

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