キョンキョン原作初ドラマ 出演はせず

 歌手で女優の小泉今日子(48)が、初めてドラマの原作を担当することが14日、分かった。2009年に季刊誌「真夜中」に掲載したエッセー「戦う女」をもとに、CS放送「フジテレビNEXTライブ・プレミアム」が同名ドラマを5話オムニバス形式で制作、10月17日(金曜、後11・00)から放送する。「人生におけるパンツのある風景」という異色のテーマで、門脇麦(22)、高岡早紀(41)らが演じ、小泉は出演しない。

 ドラマ「あまちゃん」「最後から二番目の恋」などで、女優として脂が乗る小泉だが、一流エッセイストの顔も持つ。

 これまでに原宿の思い出の地を巡る「原宿百景」、飼い猫の視点から自身を描いた「小雨日記」などを出版。その文才が評価され、現在は読売新聞で書評委員に名を連ねる。“原作者・小泉”の初作品となる今作でも、小泉は女優として出演せず、エッセイストの顔に徹する。

 09年の「真夜中」に掲載された「戦う‐」は、中学生、20歳、30歳、40代の小泉の視点を通して「パンツと女心」を切り取る、キョンキョンらしいウイットに富んだ異色作。

 ドラマでは、門脇演じる下着ショップ店員の目を通して、年上男性に恋をして、大人びた黒いレースの下着を買う22歳の女性や、タンスの引き出しを開け“女度”の低いパンツを目の当たりにして思いを巡らせる30代女性などを描いている。

 小泉は「原作だなんて言えないほどの、ほんの短いエッセーです。それが企画者の目に留まり、映像化されるとは驚きでした。どんな風に膨らませてくれるのかとても楽しみです」と期待を寄せる。

 30分のドラマ後には小泉の親友であるタレントYOU(50)や、ドラマに出演する門脇、友近らが下着をテーマに語るパートもあり“ガールズトーク”も注目だ。

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