つんく♂演出の近大入学式は予定通りか

 ロックバンド・シャ乱Qのボーカルで、アイドルグループ・モーニング娘。’14らを手掛ける音楽プロデューサーのつんく♂(45)が、喉頭がんであることを6日、発表した。昨秋からのどの不調を訴え、声がかすれている状態が続いていたが、2月に早期のがんと診断されたという。治療のために歌手、タレント活動は休止するが、プロデュース業は継続する。

 つんく♂が4月5日に行われる入学式の全演出をプロデュースする予定の母校・近畿大学(東大阪市)では、職員らが対応に追われた。つんく♂サイドからはこの日に連絡が入ったという。

 新入生約7000人が出席する式典演出を音楽プロデューサーとして手がける日本初の試みで、女子学生から選抜したユニット「KINDAI GIRLS」のパフォーマンスなども予定されていた。既にパフォーマンスの振り付けや、吹奏楽部が演奏する楽曲も届き、練習を開始。近くつんく♂が現場指導に訪れる予定だった。

 式典当日もつんく♂の出席は難しい見込みだが、つんく♂側は母校のために計画を続行したい意向。現在両者で協議中で、近大広報部は「一両日中に実行の可否を決めます」と説明した。

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