海老蔵の長女、来年3・6“デビュー”

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(36)が25日、都内で舞台「古典への誘(いざな)い」の製作発表会見に出席し、長女の麗禾(れいか)ちゃん(2)が“デビュー”することを明かした。公演初日の来年3月6日、熊本県八千代座での舞台で初お目見えする。

 海老蔵は、麗禾ちゃんがDVDを見ながらまねている歌舞伎の型を絶賛した。「見得(みえ)を切ったり、“にらみ”らしきものもやるんです。2歳の割には、おおっと思うところもあります」とにっこり。「(舞台に)出たい」という麗禾ちゃんの気持ちをくんで、晴れ舞台を設定した。麗禾ちゃんは、芝居前に熊本のゆるキャラ・くまモンとともに登場する予定。海老蔵は「DVDを見て『市川海老蔵です。市川団十郎です』と口上も覚えてました」と娘の初舞台を心待ちにしていた。

 舞台は同じ伝説をもとにした能の「石橋(しゃっきょう)」と歌舞伎の「連獅子」を同時に上演する。東北地方での公演もあり、海老蔵は「本当は震災後すぐに行きたかったんですが、ようやくお伺いできます」と感慨無量だった。

 海老蔵はこの日、「初春花形歌舞伎」(来年1月2~26日、東京・新橋演舞場)の製作発表会見も行い、歌舞伎十八番の「関羽」「景清」「解脱」を復活させることを明かした。平家の武将・悪七兵衛景清を主人公に、やはり十八番の1つである「鎌髭」を加えた4演目を、通し狂言「壽三升景清(ことほいでみますかげきよ)」として上演する。今年亡くなった父の市川団十郎さんに、以前から復活について相談していた演目とあって「いつかはこの形でやりたいと思ってました。あとは予算との戦いです」と意欲を燃やした。

関連ニュース

これも読みたい

    あとで読みたい

    編集者のオススメ記事

    芸能最新ニュース

    もっとみる

      あわせて読みたい

      主要ニュース

      ランキング(芸能)

      話題の写真ランキング

      デイリーおすすめアイテム

      写真

      リアルタイムランキング

      注目トピックス