阪本監督「M資金」佐藤浩市が舞台裏語る

 旧日本軍の秘密資金「M資金」をめぐる陰謀と戦いを描いた映画「人類資金」のPRで、阪本順治監督(55)と主演の佐藤浩市(52)が広島を訪れた。

 「闇の中にあるモノにライトを当てるのが映画」という持論の阪本監督にとって「M資金は、33年前から興味を持ち続けていたテーマ」という。

 ロシア、タイ、米国の海外ロケを敢行。ニューヨークでは米映画以外では初となる国連本部でも撮影を行ったが「実は資金難で、周囲の反対を押し切っての見切り発車だった」と阪本監督。結果的に、その熱意が認められ「出資者が現れて、作品を完成することができた」と明かした。

 佐藤は「ロシアでは、ずっと雪が降らなかったのに、撮影の時だけふぶいたり、ニューヨークの雑踏での撮影では、偶然消防車が通り、雰囲気を盛り上げてくれた」と舞台裏のエピソードを披露。「映画の神様に守られた作品」とアピールした。

 阪本監督と20年来の友人でもある佐藤のほか、森山未來(29)、香取慎吾(36)、豊川悦司(51)ら監督旧知の俳優陣が出演の骨太社会派エンターテインメントだ。19日全国公開。

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