クドカン、「あまちゃん」続編を示唆

 NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」(28日まで。月~土曜 前8・00)の脚本家で俳優、演出家、ミュージシャン、映画監督などとしても活躍する宮藤官九郎(43)が23日、都内で、著書「どうして人はキスをしたくなるんだろう?」(集英社刊)の発売記念イベントを、共著者でイラストレーターのみうらじゅん氏(55)と行った。

 宮藤は「あまちゃん」の続編について、明言こそ避けたものの、その可能性を示唆した。

 最高視聴率27・0%を記録するなど国民的人気ドラマとなった「あまちゃん」は28日に最終回を迎える。生みの親である宮藤はまず「(自分の)手を離れて、ずいぶん(時間が)たちますからね」と冷静に語った。

 続編について問われると「面倒くさいから、やりたくないわけじゃないんです」と前置きし「やるからにはちゃんとやらないと(視聴者に)納得してもらえない。だから今は何も言えないんです」と、自身も納得できる脚本ができれば続編を作ることを示唆。これまで続編については否定してきたが、人気作ゆえのプレッシャーもあったよう。この日は逆説的な表現ながらも、パート2に含みをもたせた。

 続編をめぐっては、ヒロイン・天野アキを演じた女優・能年玲奈(20)や共演の俳優・福士蒼汰(20)らをはじめとする出演者や、松本正之会長(69)らNHKサイドも制作を熱望している。

 また、放送終了後に視聴者が喪失感に襲われる「あまちゃんロス症候群」、略して「あまロス」という言葉まで誕生するなど人気の高まりはとどまるところをしらない。

 宮藤は「今日もいろんな人から『映画はやらないの?』とか言われましたけど…。それも今だけです。ちょっとずつ忘れていきますよ」と謙そんしながら、想像を超える人気の過熱ぶりに戸惑いも見せていた。

 この日は「週刊プレイボーイ」で連載中の人気対談の書籍化を記念してのトークイベント。22日に最終回を迎えたTBS系の人気ドラマ「半沢直樹」について触れた宮藤は「『恩返しだ!』でしたっけ?」「(読んで欲しい人は)半沢直樹さん」と笑わせた。

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