東方神起、日産スタ単独で7万人魅了
韓国の人気デュオ・東方神起が18日、横浜・日産スタジアムで、海外アーティストとしては初の単独コンサートを行った。この日の動員数7万2000人は、日本における海外アーティストのコンサート最多動員記録。日産スタジアムは7カ所18公演に及ぶ全国ツアーの追加公演で、ツアー総動員数85万人も海外アーティストの最多記録となった。ユンホ(27)とチャンミン(25)は、9月4日リリースの新曲「SCREAM」を披露するなど29曲を熱唱した。
東方神起とファン7万2000人による夏祭りの最後には、380発の花火が夜空を彩った。海外アーティストの単独公演では最多の動員を喜ぶ祝砲だった。
ライブでは、オープニングからド派手に突っ走った。高さ20メートルのステージ最上段に姿を現したユンホとチャンミンは、カプセル状のエレベーターで飛来。外周400メートルの花道を近未来風の乗り物で走り回った。ダンサー120人との群舞など、国内最大級の会場をめいっぱい使ったステージを展開。「Summer Dream」や「SHINE」など夏を意識した選曲で、ファンの声援を浴びた。
東京ドームをはじめとする野球のスタジアムで公演を行う海外アーティストは多いが、さらに動員が多いサッカースタジアムでのライブを行ったのは東方神起が初めて。
日産では、今月10、11日にサザンオールスターズが5年ぶり復活ライブを開催したことが記憶に新しいが、日本人アーティストでもこれまで矢沢永吉、SMAPら、日本でも人気を極めたごく一部のグループしか行っておらず、海外アーティストには未踏の地だった。
それだけに、2人も「思っていた以上にデカくて広い。このステージに立てるのが夢のようにうれしい」と感慨深げな表情。K‐POPブームをけん引してきた2人だからこそ許された“聖地”で、全力パフォーマンスを繰り広げていた。