吉川晃司 ステージ上で左手けいれん

 歌手・吉川晃司(48)が17日、東京・日本武道館で全国ツアーのファイナル公演を開催。音楽人生で初めてステージ上で筋肉がけいれんするアクシデントに見舞われた。

 ライブの中盤「エロス」の歌唱時、吉川が左手を気にし始めた。異変に気付いたスタッフが駆け寄ったが、そのまま歌いきった。だが、直後に予定外のMCに入り、左手の指を伸ばしながら「左手の指がつってしまった。水球選手だった自分は、48歳になるけど、筋肉がつったのは(ステージでは)初めて。人生でも2度目。カリウムが足りないのかな」と苦笑い。症状が和らぐまでトークでしのぎ、その後は最後まで歌いきった。

 ライブでは最新アルバム「SAMURAI ROCK」の収録曲や代表曲「せつなさを殺せない」など全24曲を披露。広島原爆の日となった今月6日、広島‐阪神戦(マツダスタジアム)で独唱したジョン・レノンの「イマジン」を、「予定にないけど、いろいろな思いを私から受け取って」とアンコール最後の曲として、忌野清志郎さんが歌っていた日本語バージョンでサプライズで熱唱。平和への思いを歌で伝え、ツアーを締めくくった。

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