ストーン氏 安倍首相を「信じてない」
広島は6日、被爆から68年の「原爆の日」を迎えた。広島市中区の平和記念公園では「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれ、約5万人が参列した。松井一実市長は平和宣言で「原爆は非人道兵器の極みで『絶対悪』」と訴え、日本政府に「核廃絶を目指す国々との連携強化」を求めた。
安倍晋三首相は「私たち日本人は唯一の戦争被爆国民。核兵器の非道を伝え続ける務めがある。非核三原則を堅持しつつ、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に力を惜しまない」と誓った。
「プラトーン」などで知られる米映画監督オリバー・ストーン氏は式典に参列後、広島市内で行われた原水爆禁止日本国民会議系と原水爆禁止日本協議会系の二つの原水爆禁止世界大会で講演。安倍首相を「信じていない」と一刀両断した。ストーン氏は米国でも日本でも為政者が歴史をねじ曲げていると指摘、「被爆者は若い人たちに体験を伝えていく大事な証人だ」と訴えた。
この1年間に亡くなったか、死亡が確認された原爆死没者は5859人。被爆者健康手帳を持つ国内外の被爆者は3月末現在、20万1779人で、平均年齢は78・80歳と高齢化が進んでいる。
