松任谷由実、40年前の自分と“競演”
シンガー・ソングライターの松任谷由実(59)の初期の代表作で、宮崎駿監督(72)のアニメ映画「風立ちぬ」(20日公開)の主題歌に使用されている「ひこうき雲」のミュージックビデオ(MV)が完成したことが16日、わかった。
撮影場所は東京・三鷹の森ジブリ美術館で、同美術館がMVのロケを許可したのは初めて。楽曲の発表から40年の時を経て、名曲が映像でよみがえることになった。
1973年11月の発表から約40年、荒井由実時代の名曲にしてユーミンの“原点”ともいえる「ひこうき雲」が、映像でよみがえる。
今回完成したMVのコンセプトは「今のユーミン自身が、ジブリの作品を通じて、40年の時を経て『ひこうき雲』に再び出逢(であ)う心象風景を映像化した」もの。74年当時のユーミンと、現在の映像がセピア調で“融合”している。
撮影はジブリ美術館が全面協力して、丸1日かけて行われた。ユーミンが同美術館を訪れるのは初めて。スタジオジブリの鈴木敏夫氏(64)がプロデュースし、ドキュメンタリー映画「エンディングノート」(2011年)で高い評価を得た砂田麻美監督(35)がMVに初挑戦している。
MVは特別企画盤「ユーミン×スタジオジブリ 40周年記念盤 ひこうき雲/荒井由実」に収録。今月31日にCD+DVD盤、8月14日にLP+CD+DVD盤が完全生産限定で発売される。
40年前の自分と“競演”したユーミンは「この映像の中には2人の『私』がいます。『ひこうき雲』を無心で創(つく)っていた高校生の頃(ころ)の私と、今を生きる私。宮崎さんの作品を通じて、久しぶりに『私たち』は再会できた気がします」と感慨深げ。ジブリ色が詰まった映像とともに、ユーミンの原点が再び光を浴びる。
