人気グループ・Ｖ６が２１日、東京・国立代々木競技場第一体育館で、約２年ぶりとなる全国ツアー「Ｏｈ！Ｍｙ！Ｇｏｏｄｎｅｓｓ！」東京公演３ｄａｙｓの最終日を迎えた。

　公演では１９９５年のデビュー以来、初めて観客をステージに招待。三宅健（３３）と岡田准一（３２）が密室状態からファン２人を“Ｗお姫様だっこ”するなど、ツアータイトル通り、ファンにとって“信じられない！”サプライズを連発した。

　サプライズに１万３０００人の歓声と悲鳴が交錯した。

　ライブ中盤、抽選で選ばれたファン２人がスクリーンに映し出されると、リーダーの坂本昌行（４１）が「プレゼントをあげるので、ＹＯＵたちステージに来ちゃいなよ！」とファンをステージ中央に招き入れた。岡田、三宅とファン２人を残し、中央ステージの外周部分だけせり上がると、４人を覆い隠す“密室”が完成。２人がそれぞれファンをお姫様だっこし再登場すると、会場のファンはせん望の悲鳴を上げ、身をよじらせた。

　初ライブから約１８年、Ｖ６がファンをステージに上げるのは初めて。ツアータイトル通り「ファンの人を驚かせたい」という発案で実現した。ファンから「結婚して欲しい」と生告白された岡田は「応援していただけるよう、Ｖ６として頑張っていきます。応援して下さい」と大テレするなど、メンバーもファンとのふれ合いを楽しんだ。

　パフォーマンスはさらに円熟。新曲「ＲＯＣＫ　ＹＯＵＲ　ＳＯＵＬ」、ヒット曲「愛なんだ」など３１曲を激しいダンスとともに熱唱したほか、トークコーナーでは軽妙なおしゃべりで爆笑となるなど、Ｖ６らしく明るい雰囲気。

　同会場はＶ６がデビュー発表を行い、その後も何度もコンサートを行っている“ホームグラウンド”とあって、井ノ原快彦（３６）は「１８年たっても、３ｄａｙｓできるのはうれしい。幸せになれました」と感慨深げだった。ツアーは全国９都市１８公演で約２０万人を動員。５月２６日の北海道公演でファイナルを迎える。