勘三郎さんファン1万人長蛇の列1キロ
今月5日に亡くなった歌舞伎俳優・十八代中村勘三郎さん(享年57)の本葬が27日、東京・築地本願寺で営まれた。
葬儀・告別式の一般焼香には約1万人のファンが訪れた。築地本願寺の正面入り口を先頭にした列は寺を囲むように伸びて本願寺裏の公園まで続き、一般焼香開始時刻の午後2時には約1キロもの長さになった。午前8時40分に訪れ1番に並んだ立川市の瀬戸英子さん(54)は、鼠小僧を演じた写真を抱えて待った。35年来のファンで「今でも戻ってこられるんじゃと思う。本当のかぶき者、ロックンローラーです」と追悼。台東区の蒲生静江さん(68)は「人間国宝、国民栄誉賞、全部あげてほしい。日本の宝です」と惜しんだ。
