ジャニーズ68人が惜別 マッチが弔辞

 11月10日に92歳で亡くなった女優・森光子さんの本葬が7日、東京・港区の青山葬儀所で営まれた。

 歌手・近藤真彦(48)、東山紀之(46)、SMAP、嵐をはじめとするジャニーズ事務所所属のタレント総勢68人が、森光子さんの本葬に弔問に駆けつけた。事務所を代表して“長男”のマッチが弔辞を読み上げ、“恋人”と呼ばれるほど親交のあった東山が遺影に向かって右手を上げるなど、“お母さん”として慕った森さんへ総出で別れを告げた。

 森さんからわが子のようにかわいがられていたジャニーズの面々が“お母さん”の本葬に姿を見せた。

 事務所の“長男”マッチを先頭に少年隊、SMAP、TOKIO、V6、KinKi Kids、さらには今年デビューした若手のA.B.C‐Zまで総勢68人が涙をこらえながら次々と献花。“恋人”とも言われた東山は森さんの遺影をじっと見つめると、「またね」と“再会”を望むようなしぐさで右手を上げ、会場を後にした。

 マッチは事務所の代表として弔辞を読み上げた。自身の誕生日に送ってくれた励ましの手紙やFAXは、今でも心の支えになっていると明かし、「あなたは日本のお母さんでした。ジャニーズのお母さんにもなってくれました。東山をはじめ、一人ひとりに森さんとの楽しい思い出があります」と語りかけた。

 ジャニーズと森さんは“相思相愛”の間柄だった。事務所のジャニー喜多川社長(81)は、森さんの大ファンだった父親の紹介で知り合った。森さんが86年、NHK紅白歌合戦の審査員を務めた際、初出場だった少年隊の東山へ「ファンです」と声をかけ、長い交流が始まった。その後もKinKiの堂本光一(33)らの舞台にはお弁当を届け、励まし続けた。愛情を注いでくれた森さんの誕生日には、ホテルのフロアを貸しきり、ジャニーズタレントほぼ全員が祝福に駆けつけた。麻雀が大好きだった森さんは東山らと卓を囲んだという。

 “母親”を失ったマッチは「寂しいです。言葉にならない。東山もつらいんじゃないですか」と沈痛な表情を浮かべながら、「僕たちのお母さんになっていただけて感謝しています。ありがとうございました」。“最愛の母”へ静かに別れを告げた。

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