お笑いコンビ・チュートリアルが、初の海外ライブを開催することが２９日、分かった。１１月から３年ぶりとなる全国ライブツアーを６都市で行った後に、来年１月から海外公演を実施する。現在、開催地は調整中で、アジア３カ国となる予定。２００６年の「Ｍ‐１グランプリ」で優勝した実力派の徳井義実（３７）と福田充徳（３７）が、日本一の笑いを世界へと届ける。

　Ｍ‐１王者が“笑いに国境なし”を証明すべく、初の海外ライブに挑むことになった。０６年に『漫才師日本一』の称号を手にした２人は「よりグローバルに視野を広げていきたい」という理由で海外進出を目指してきたが、７年越しの思いがようやく実現に至った。

　１１月から「チュートリアルワールドツアー２０１２～２０１３『チュートリアリズム４＋ＡＳＩＡ』」と銘打った、３年ぶりの単独ライブツアーを実施。オール新作の漫才とコントを引っさげて、東京、大阪など全国６都市を回り、十分に“肩慣らし”をしたうえで、来年１月に満を持して海を渡る。

　海外でのステージは、国内ツアーで撮影するネタＶＴＲの字幕上映と、トークで構成する予定だが、現地語については「たぶん使わないです」と消極的。開催地はアジア３カ国で調整が進められている。

　ネタ作りを担当する徳井は「ネタをやりたい欲が強くなってしまい、こういうことになりました。相方と２人で各地の名所に行きたいです」とすっかり旅行気分。福田は「ガリガリになって初ソロツアーなので、倒れないように頑張ります。とりあえずアジアの現地の女性と恋がしたいです」と欲望丸出し。おどけた抱負を掲げつつも、初の海外ステージでは『日本一』の冠に恥じない“お笑い力”で、異国のファンから爆笑をかっさらう。