藤本佳則 12年216日ぶりV!長期ブランク史上3位 1打差4位から逆転 相次ぐ故障も「ゴルフが好き」で復活

 優勝カップを手に笑顔の藤本佳則(撮影・坂部計介)
 ホールアウトし、声援に応える藤本佳則
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 「男子ゴルフ・関西オープン選手権・最終日」(17日、茨木CC東C=パー70)

 首位と1打差の4位から出た藤本佳則(36)=国際スポーツ振興協会=が6バーディー、1ボギーの65で回り、通算9アンダーで2013年10月以来、13年ぶり3度目の優勝を手にした。初優勝を狙った大堀裕次郎(34)=Shot Navi=は自身初のホールインワンなど見せ場をつくったが、同6アンダーで小西たかのりと並んで2位に終わった。

 最高の形で「一つの目標」という、地元関西での勝利を手にした。藤本は前半で3バーディーと着実にスコアを伸ばしてトップに立つと、11番でボギーも12、13番と連続バーディーという、強さを感じさせるプレーで、100年に及ぶ大会の最終日を引っ張った。

 コロナ禍に歩調を合わせるように、左手親指、左肩を立て続けに故障。そこで無理をしたことで不振が長引いた。今季もシード権はなく、下部ツアーの成績上位者の資格でレギュラーに出場している。

 ただ、その間も「ずっと『ゴルフが好き』という思いがあったからやってこられた」と思い返す。故障を癒やし、スイングも納得いくものを追求し続けたことで、下部ツアーに出ながらも「レギュラーでやれそう」という手応えを得て迎えたシーズンでもあった。

 その自信が18番で表れた。左から木がせり出し、しかもやや左ドッグレックという、フェーダーの藤本には厳しいティーショットをドライバーで完璧に打ち切り、フェアウエーを捉えた。「あれが、ウイニングショットかな。成長したかな」と藤本。

 笑顔を絶やさないラウンドは、苦労を乗り越え、いいも悪いも経験を重ねた故だ。その先に待っていた、史上3位となる12年216日の長期ブランク勝利。三男・義都くん(5歳)の前で見せた、初めての優勝に「よかった」と、また笑みをこぼした。

 ◇藤本 佳則(ふじもと・よしのり)1989年10月25日、奈良県出身。練習場を経営する祖父の影響でゴルフを始め、東北高を経て東北福祉大に進学。2012年にプロ転向し、同年の日本ゴルフツアー選手権で初優勝。13年のトーシン・トーナメントで2勝目。165センチ、72キロ。所属は国際スポーツ振興協会。

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