石川遼が弟・航くんをキャディー初起用

 「男子ゴルフ・カシオワールドオープン」(26日開幕、Kochi黒潮CC=パー72)

 石川遼(24)=CASIO=が、カシオワールドオープン(Kochi黒潮CC)で弟の航(わたる)くん(15)=埼玉県立浦和高1年=をキャディーに初めて起用する。24日、練習ラウンドで初の兄弟タッグを披露。プロ志望の弟に対し、遼は「キャディーの力量は求めていない。見て、学んでほしい」と“兄心”を明かした。

 海風が吹き荒ぶ中、遼は航くんを引き連れてラウンドした。年に1度は一緒にプレーするが、選手とキャディーという間柄でラウンドしたのは初めて。「全然、何も違和感はない。意外と楽しそうにやっていた。他の選手に迷惑をかけなければいい。自分の責任と思ってやります」と話した。

 昨季は妹・葉子さん(19)をキャディーとして、この大会を含め2度起用した。今大会はエースキャディーの佐藤賢和さんが前年大会覇者の片山晋呉とペアを組むことが決まっていたため、石川が航くんに「キャディー、やってみる?」と聞くと「いいのーっ?」と大喜びしたという。

 航くんは東大合格者数で全国屈指の県立浦和高に進学後もゴルフを続け、今年5月の埼玉県ジュニア男子15~17歳の部で10位に入った。「まだ身長が低くて球は飛ばないけれど、いい内容のプレーをする。プロを目指していると思う」(遼)と、腕前も意識も高い。先週末に高知入りし、開催コースをラウンドして下見を済ませるなど、キャディーとしてやる気満々だ。

 15歳という若さでキャディーを務めるのは珍しく、「本当にまれ。記憶にない」(日本ゴルフツアー機構)というが、「良い経験になると思う。先入観を持たずにやってほしい」と遼。兄弟愛で、今季2勝目を狙う。

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