佐伯“松山式パッティング”で首位タイ

 「meijiカップ・第1日」(8日、札幌国際CC=パー72)

 ツアー7勝の29歳、佐伯三貴(29)=日立アプライアンス=が7バーディー、2ボギーの67でテレサ・ルー(台湾)と並んで首位に立った。1打差の3位に不動裕理、上田桃子、鬼沢信子が続いた。プロテストを通過し初戦に臨んだ堀琴音、柏原明日架は73の53位、山田成美は77の91位と崩れた。

 やや前傾姿勢から、両脇を締めて放つ佐伯のパットが次々と決まった。テレビで見た全英オープンの松山英樹を参考にし、重心の低い新フォームがはまって首位発進。「まねをしたら良くなった。チャンスはほぼ決まってくれた」と笑顔を見せた。

 1番で10メートルのパットを沈めると2、3番では1・5メートル、3メートルを確実に入れて3連続バーディー。「これまではラインに乗らないことが多かった。(新フォームを)意識してからはストレスがなくなった」とうなずく。15番では「3パットを覚悟した」というカップ右手前、15メートル以上のスライスラインをねじ込み、驚きの表情を見せた。

 クラブがなじんできたこともプレーに安定感を生んだ。今季から使用クラブのメーカーが変わり「違和感があったが、もう大丈夫。失敗しても最近は自分のミスと納得できるようになった」と手応えを口にする。

 出身地の広島は今週、被爆から69度目の8月6日を迎えた。「Peace」とデザインされたネックレスを着けてラウンドし「カープもサンフレッチェも頑張っている。私も頑張らないと」と気を引き締めた。

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